Ars & Arp 
Arsnote and Arsnote Performer
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●更新 041112

Ars&Arp 流れと渦

Programming Director:
Shinji SASADA
Scientific Director:
Ryuuji TAKAKI
Art Director:
Ken ISHIGAKI
この"AA流と渦”は,2004年秋に神戸芸術工科大学の公開講座『芸術工学基礎論』 11. 『流れと渦』の授業用に,上記の方の協力で制作されたソフトウェア−プログラムですです.


 Ars &Arp  プロジェクトフォルダー
   “AA流と渦XXX” の使用説明
     対象OSWindows 9XSE, 2000, XP: AA流と渦010.lzh


1.圧縮ファイル“ AA流と渦XXX.exe”のインストールの仕方

1.1 フォルダーの作成

自分のパソコンのドライブ(例えば、C、またはDドライブ等)中の,できる限り上位に,“Arsnote流と渦”という名のフォルダ(ディレクトリーとも言う)を作る.今回のプロジェクトを全てここにまとめておくためのフォルダとして使用するので,十分空きのあるドライブを選ぶこと.次に,バーージョンアップを含め,配布された圧縮ファイル(例えばこの解説ではAA流と渦XXX.exeを、このフォルダ(ディレクトリーともいう)内にコピーする.
注意:画像は参考であり異なる場合もあります.




1.2 ファイルの解凍

 コピーした圧縮ファイル AA流と渦XXX.exeをダブルクリックし、このディレクトリー内で解凍させる.解凍が終わると、自動的にフォルダー(以後は,ディレクトリーと呼ぶ)\ AA流と渦XXXができる.(無指定の場合,デスクトップ等に解凍されることもあるので気を付けること.)



ここに新規フォルダとして,“冷凍保存”を作り,この中に解凍に使った圧縮ファイルAA流と渦XXX.exeを入れてしまう.



注意:圧縮ファイルは,同時に複製と解凍を行う実行型のファイルです.うっかりダブルクリックすると更新したファイルも元の状態に書き換えてしまいます.安全のため,冷凍保存のフォルダに入れましょう.

フォルダ“AA流と渦XXX”を開くと解凍直後はだいたい下記のようなファイルがある.
(フォルダーの[種類]をクリックし,種類別に並べたもの.)




CD等から,直接フォルダーをコピーした場合の注意
直接フォルダーをコピーした場合は,上記の状態から始める事になります.ただし,CDからのコピーの場合は,フォルダー内のファイルが「読取専用」となっていて,プログラムが止まって動かなくなります.
次の各ファイルを右クリックしてプロパティーのなかの[□読取専用]のチェックを消してください.
read.ppm , uzu.para

. ディスプレー上にコマンドプロンプトのウィンドウを開く

WIN2000の場合、左下のスタート>プログラム>アクセサリ>コマンドプロンプト と選ぶと、コマンドプロンプトの画面になる。



このウィンドウは,使用者がキーボードからコンピュータに直接命令を送るためのものです.ここに,予約された命令文を書いて,  Enter キーを押せば,コンピュータは,命令を実行します.

GUI   CUI

Windows でも Macintosh でも、プログラムを起動するときにはメニューの選択や,ウィンド内のアイコンをクリックして起動するという方法が採用されています.このような方式を GUI (Graphical User Interface)といい,現在のユーザインターフェイスの主流です.これに対して コマンドプロンプトとは、使いたいプログラムのファイル名を直接キーボードから入力して起動するタイプのユーザインターフェイスで, CUI (Character-based User Interface) と言います.ユーザとのやり取りを文字によって行い,すべての操作をキーボードを用いて行なうユーザインターフェースです.「コマンドラインインターフェース」「コンソール」などととも呼ばれます.命令を知っていれば,様々な作業をキーボードから直接行えます.初期のオペレーションシステムCUIしか実装していませんでした.操作できる人がカッコ良く見えたものですが...



3. コマンドの入力


 コマンドプロンプトウィンドをアクティブにして(ウィンドをクリックする),プロンプト画面上の文字の末尾をクリックすると、そこでカーソルが点滅する.それをを確認して,今作ったフォルダーがc:ドライブでない場合は,半角入力(直接入力)でドライブ名(たとえば)“f”を入力し,

C:\Documents and Settings\Administrator>f:

Enterキーを押す.するとドライブ名が下記のように変わる.

F:\>

つづいて下記のように入力.

F:\>>cd[]

:cdは、change directoryの略で,[] は、半角でスペースを一つ入れることを意味する.

ここで,引き続きディレクトリー名を入力するのですが,手早くミスタイプを防ぐには,先程開いたF:\Arsnote流と渦\AA流と渦XXX のフォルダーの見えているウィンドウ(上図参照)の上部のアドレスバーにマウスを移動し,その中の小さなフォルダーアイコンを,いまタイプしたプロンプトウィンドウ内にドラグ&ドロップします.すると自動的に.cd[]に続いて,ディレクトリーが確実にコピーされます.

F:\>cd F:\Arsnote流と渦\AA流と渦XXX

ここでEnterキーを押すと,下記のようにカレントディレクトリーが移ります.

カレントディレクトリーとは,アクティブになっているウィンドウのようなもので,マウスボタン操作に代わって,タイプされた命令を受け付けるフォルダーを示しています.つまり「現在作業をしているディレクトリ(ふぁルダー)」を表し,これによって、作業の対象となるファイルが限定でき、ファイルの指定が容易になります.コマンドプロンプトは,コンピュータが様々な命令を受け入れる窓口の一つなのです.

F:\Arsnote流と渦\AA流と渦XXX>

このディレクトリー(フォルダ)にはどんなファイルがあるか,表示させてみましょう.

dir と半角でタイプしEnterキーを押すと,ディレクトリの内容(ファイル一覧)が表示されます.

F:\Arsnote流と渦\AA流と渦XXX>dir

dir はdirectory の略で,ファイルやフォルダーの一覧表示といった感じの命令).
先のデスクトップ上のフォルダーウインドと同じ内容の,ファイルやフォルダが表示されたでしょうか?
次に,dir[]*.ars とタイプしEnterキーを押します.

上記拡張子(ドットアルス)の前の*印は,「任意の文字列」を表し,
MS-DOS/windowsでいえばワイルドカードにあたるものです.
従って拡張子 .ars の付いたファイルのみが表示されたはずです.
なお任意の文字(1文字)は ? で表します.
このように,コンピュータと直接チャットするには,コマンドプロンプトを使えば良いというわけです.



4.プログラム実行上の注意事項 (実行における危険性)
処理を実行するプログラムには,一般的に ____ .exe (ドットエクゼ)という拡張子が付いています.
 実行には,パソコンのシステムを壊したり、他のデータに影響を与えるなど、常に危険を伴なうので,細心の注意が必要です.
フォルダ内の解凍したファイルは,一応のテストがされているはずです.しかし,ハードが異なると,予測できないリスクもあります.実行させたプログラムは,決して放置せず,ウィンドウ右上のクローズボタンなどで必ず終了させください.高速・大量のデータを処理するので,CPUの温度上昇等の危険のないよう,マシンの状態にもご注意ください.このアルスノートのソフトを使用前に,必ず下記の御確認をお願いします.
■このソフトウェアを使用する者は,自己責任において行うことを承認したものとします.
■このソフトウェア制作の関係者は,このソフトウェアの実行によって生じる一切の事態に対し,いかなる責任も負わないものとします.



5.読み込むファイルを指定して,プログラムを実行する.
ディレクトリー中で,直接実行させるプログラムは,Arp_uzu.exe で,他のプログラムは,このプログラムから間接的に利用されます.

F:\Arsnote流と渦\AA流と渦XXX>

に続いてArp_uzu.exe[]sample1.ars とタイプする.Arp_uzu[]sample1.ars でも良い(拡張子.exeは省略できる).Enterを押すと実行する.拡張子.exeを付けなくても実行してしまうので,気を付けよう!

F:\Arsnote流と渦\AA流と渦XXX>Arp_uzu sample1.ars

Enterキーを押すとウインドウが現れる.ここでスペースキーを押すとスタートし,4個の円柱が回転し,周りの粘性流体が回転しながらだんだんと混ざっていく状態が,シミュレーションとして表示されます.

-1 初期画像
-2 10ステップ

Sample2.arsの実行が終了したら,ウィンドウ右上のクローズボタン[×]を押し,ウィンドウを閉じてプログラムを終了させます.
フォルダー内にアルスノートファイルで指定した画像ファイルができています.

Arp_uzu Sample2.ars
Arp_uzu uzu00_st640.ars
と順次実行すると,画像データがきます.



6.Arsnote (*.ars ファイル)の中を見る.

上記拡張子(ドットアルス)の前の*印は,「任意の文字列」を表し,
MS-DOS/windowsでいえばワイルドカードにあたるものです.
なお任意の文字(1文字)は ? で表します.

Arpのエクゼファイル(Arp_uzu.exe)では,実行ファイル名の後ろに半角スペースを空け,読み込むArsnoteファイル名を指定できます.これを一般にコマンドライン引数と呼びます.

F:\Arsnote流と渦\AA流と渦XXX>Arp_uzu sample1.ars

Arp_uzu.exeは,この引数(ここではファイル名)をアルスノートファイル(構成を書いたプログラム)として読み込み,そのなかの命令に従ってプログラム(uzu.exe)を動かしたり,上記のようなファイルを作ったりしたわけです.
 それでは,Arp(アルプ)を動かすArs(アルス)ファイル,つまりアルスノートは,このArs&Arp 
AA流と渦XXX 場合どのように書かれているのか覗いて見ましょう.
1)先ず,先程解凍した,
sample1.ars のあるフォルダーをクリックしアクティブにします.
2)各自のコンピュータでテキストファイルを編集できる小さなアプリケーションソフト(例えば,メモ帳,ワードパッド,プログラム編集用の各種エディターなど)を起動します.
3)
sample1.ars をそこにドラグ&ドロップします.
ファイルの中が見えたでしょうか?このアルスノートは,何の指定もない簡単なテキストファイルで書かれたプログラムなのです.プログラムは,あらかじめ決められた命令文で記述されています.
 ここには,次のような命令を見ることができます.

  • 初期画像として読み込むファイル名の指定
  • 画像を流体に見立てた場合の粘性の指定
  • 攪拌する円柱の位置と回転方法
  • 次々とできる画像を保存するタイミングと保存方法

などです.サンプルファイル *.ars と共に,「リファレンスマニュアル」を良く参照し,Arsnoteをさまざまに書きかえながら,実行をしてみてください.


7.初期画像の作成法

既存のアプリケーションソフトで作れます.
(付属サンプル : 縦縞、横縞、格子縞、円の格子状配列、ランダム)
但し,ファイル形式は,

  .bmp,  *.tif, *.ppf ,(*.jpg未完)

に限られます.


デジカメ等のjpegファイルは既存のソフトで上記形式に変換することができます.
良くできている参考フリーソフト 
  画像ソフト窓の杜 - IrfanView 画像ソフト.URL
実行時に,700×700dpiで処理を行うので,それに近い画像が効率的です.
寸法変換の詳細は「リファレンスマニュアル」参照のこと.

 

 

■ 開発者及び著作権についての表記については,皆さんのご意見をお聞かせください.

Ars

Arsnote:
各自の名前を記入
Programming Director:
Shinji SASADA
Scientific Director:
Ryuuji TAKAKI
Art Director:
Ken ISHIGAKI

Arp

Arsnote Performer:
皆さんの参加をお待ちしてます.
Programming Director:
Shinji SASADA
Scientific Director:
Ryuuji TAKAKI
Art Director:
Ken ISHIGAKI

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