浅野 庚一
私は立体・半立体の作品をつくっています.その作品について初期がら順を追って述べてみます. 1.平行四辺形による階段 素材はトレーシングペーパー 2.正方形と平行四辺形 トレーシングペーパー (fig1) 3.台形の柱 トレーシングペーパー 4.面とりの渦巻き トレーシングペーパー 5.面とり楕円による立体 トレーシングペーパー 6.多角形シリーズ 円弧をもつ多角形 (4 5 6 7 8 9角形)半立体 トレーシングペーパー (fig 2) 多角形シリーズ7) 7.円弧をもつ四角形 水彩紙 ガッシュ (fig 3) 8.円弧をもつ直方体 トレーシングペーパー (fig 4) 9.12角形の台形 トレーシングペーパー (fig 5) 10.7角柱シリーズ トレーシングペーパー (fig 6, 7) 11.円弧をもった7角柱 トレーシングペーパー (fig 8) 12.円弧をもった直方体 −四角い卵− トレーシングペーパー (fig 9) まだ,その他いろいろ試み,つくっています. 平面の紙を折ることによって立たせ,立体とする.その仕組みから,できあがる形は単純な形,可能な限りの大きさをだしたく現地で制作し,展覧会が終わると壊すということでした.トレーシングペーパーの半透明のきれいさに惹かれてつくり続けました. つくり続けるということは変化をよぎなくされ,また糊付けの関係から円弧をもった形へとなりました. 円に内接する多角形をつくっているうちに,7角形のおもしろさに惹かれ,7という数にも興味をもちました.7角柱,円弧をもった7角柱などをつくりました.