制作ノート

機械は自分の存在に気づかぬほどに孤独である。物質が宇宙的連関に偏在するなかで、いまだ私は、自己を宙吊りにした孤独なエネルギーだ。「知恵の樹」のように，私という領域はどこに新たな根をおろすのだろうか？

アルスノート

　いま思えば，制作ノートを書いたころは，元気で若かった．かといって，己の未熟さはいっこうに直らない．分けも解らずやってみることに変わりがないのは良しとしても，徒然なるままのあやしさだけは，表現として残したい．

　目前に，ある思い出が広がる．それを寂びないかたちに留めたかったのだ．内容は問はない．その「抽象の不思議」を忘れたくないのだ．　今でも…．2018/11/16 isi