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● ZONE '92  1992



"ZONE'92" Melamine Resin & Plaster 1992
*Formical Score : ZOM91143






Arsnote

自作のソフトによる造形譜のアイソメ(等軸投象図)
フォーマットの一部を下方に記載.

 

"ZONE'92" Melamine Resin & Plaster 1992
*Formical Score : ZOM91143




ZONE1992M

 "ZONE '92"  1992   Epoxy Resin   W900×H900×D120


Arsnote
*Formical Score :ZOM91145+ZOM91154

  下記は,自作のソフトによる造形譜のフォーマット.
メモリ節約のため,ワイヤーフレームの内部形式となっていて,
GコードやDXFに変換したファイル出力ができる.

*Formical Score :ZOM91144

118,5,-5,-.618,1,0
7,5,-15.5556,-.618,1,0
7,5,-23.3333,-.618,1,0
7,5,-31.6667,-1.854,1,0
7,5,-49.4444,-1.854,1,0
7,5,-50,-1.854,1,0
7,5,-65,-1.854,1,0
7,5,-76.1111,-1.854,1,0
7,5,-88.8889,-1.854,1,0
7,5,-90.5556,-1.854,1,0
7,5,-104.444,-1.854,1,0
7,5,-116.667,-1.854,1,0
7,5,-128.333,-1.854,1,0
7,5,-135,-1.854,1,0
7,5,-143.889,-1.854,1,0
7,5,-151.111,-1.854,1,0
7,5,-170,-.618,1,0
7,5,-175,-.618,1,0
19,14.1667,-5,-.618,1,0
7,15.2778,-13.3333,-1.57933,1,0
7,13.0556,-21.6667,-2.95267,1,0
.......

 

切削機用Gコードプログラム出力:ZOM91144.ASC

1 '%
2 'O1144 ( ZOM91144.ASC )
3 'G17 G09 G90
4 'G92 X 0.000 Y 0.000 Z 10.000
5 'G01 X 0.000 Y 0.000 Z 10.000 F 2000
6 'M12
7 'G00 X 12.500 Y 12.500
8 'G01 Z 1.545 F 2000
9 'G01 X 35.417 Y 12.500
10 'G01 X 58.333 Y 12.500
11 'G01 X 93.055 Y 12.500 Z 4.635
12 'G01 X 113.195 Y 12.500
13 'G01 X 137.500 Y 12.500
14 'G01 X 161.111 Y 12.500
15 'G01 X 182.639 Y 12.500
16 'G01 X 218.750 Y 12.500
17 'G01 X 241.667 Y 12.500
18 'G01 X 256.945 Y 12.500
19 'G01 X 286.805 Y 12.500
20 'G01 X 314.582 Y 12.500
21 'G01 X 331.250 Y 12.500
22 'G01 X 362.500 Y 12.500
23 'G01 X 388.890 Y 12.500 Z 1.545
24 'G01 X 417.360 Y 12.500
25 'G01 X 437.500 Y 12.500
26 'G00 Z 10.000
27 'G00 X 12.500 Y 12.500
28 'G01 Z 1.545 F 2000
29 'G01 X 35.417 Y 12.500
.......


 
*Formical Score :ZOM91144


 
*Formical Score :ZOM91144+ZOM91145



*Formical Score :ZOM91154



*Formical Score :ZOM91145+ZOM91154


アルスノート

 造形譜の解釈(interpretation)と製作(performance)過程で「客観性を保つため一切の手業を排除する。」などと書いたことがあるが,この21世紀に至っては,それは大した事ではない.創造主は,「自然」という人知では介入不可能な進化システムをつくり続け,そのお陰で生じた人間が,マイコンやパソコンによる人為システムを使って,客観的に創造の秘密を解き明かそうとしている.どうやら自然は,神の客観性により自動化されたシステムらしい.さて,人間を越えるAIが「神」の概念をどうディープラーニングするかが楽しみだが,その前にAIに言論の自由が与えられなければなるまい.

 消費生活とはいえ,一人一人が,いくつもの自動システムを使いこなすことで,日々を過ごしているのだ.
産業主義の社会システムが地域性を排除しし家族制度や徒弟制度の更新を迫る中,とうとう世界経済の先端から末端までが,効率を求めて生産と消費の連動した楽しみを分断してしまった.その矛盾は,AIで是正できるだろうか?

 この新たな情報革命の“ZONE”で,造形美術が,浄財的役割や蓄財の対象からやっと解放され,造形譜と共に,“人生の拠り所としてのものづくり ” を楽しめる日々の生活へと解放していけるだろうか?
 好きなインテリアの造形譜を探し出し,個々の力量に応じてそれらに解釈を加え,自らが製作に加わることも夢ではない.「自ら生産し消費する楽しみ」…それを支援する沢山のシステムや,地域性を伴った工房が生まれるだろう.

 料理のレシピのような造形譜.モノづくりは,「食の楽しみ」と同様に日常の生活づくりであり,保存性の良い素材は,いつまでも完成を待ち続る美の拠り所(棲まい)となるだろう.2018/11



Gallery COMA : Ken ISHIGAKI : 石垣 健

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