アルスノート オブジェクトを撮影画像にたよれば実在する映像が無尽蔵に使える.間のとりあいの難しさ.描いた方が確実ではあるが,決してブレ無いアルゴリズムには目を奪われるときもあり,楽しい.予測不能の離散的構成アトラクターとは異なるが,その振れ方が面白い.組合せに対する人間の予測力は意外なほど的確だ.その直観力は,自然があまりにもこの地球で多様な様相を見せてくれたおかげである.芸術における意外性とは,破調というよりも変化自在な調和にあるのかもしれない.CGに批判的な方は,「人手では絶対に描けないようなものを描いてみろ」と言う.それはじつは容易いことだ.だが人の想像を絶する調和を描くことは難しい. それは,アルゴリズムの範疇では無い. 画家はそれを成し遂げる.しかし,その領域へと高める基盤に,アルゴリズムがあっても不思議では無い. 追記:2019/01/13