Arsnote Gallery
topic passはHomeの>Arsnote Gallery/nagare1/works2008Nagare.html
Topics 作品紹介 ■制作プロセス ■作家紹介 
全作品目録  ■年代別目録 1975-1985-1990-1995-2000-2005-2010-2015-2020- 


● 「小田原城 アートNOW」  主催:小田原文化芸術協会 に作品を出展しました.終了 
   会期:2025年 2月19日~3月2日 10:00~18;00.  小田原城三の丸ホール 一階展示室  入場無料


小田原文化芸術工芸協会



造形譜 『COEXISTENCE Ⅲ 』2502 の実制作による作品 (右手前)



造形譜造形譜


造形譜 『 COEXISTENCEⅢ』からの立面図.

作品制作のプロセスについて

今更だが、自作のBasicプログラムからの造形譜(概形データ)のエクスポートは、独自のポリゴン形式をDXFやOBJ フォーマットに変換し、無料の3DCG制作ソフトにエクスポートすることでレンダリングしている.従って、3Dプリンター用のスライスソフトには、これらのCADソフトからプリント部分をSTLフォーマットでエクスポートすれば、Gコード化され、3Dプリントできる.
いまやアームロボットでの石材の粗彫りも、あたりまえになってしまった.写真によって絵画の価値が昇華したように、彫刻も、『写真』ならぬ『3Dプリント』に惑わされずにその真価が顕わになっていくことを期待したい.あたりまえのことだが、平面表現ではどう動かしても彫刻的、空間的表現は困難なのだ.従って、『3Dプリント』の表現力は、普及と共に再認識されていくだろう.そうなれば、彫刻や建築への認識も、更に昇華されてゆくはずだ.

 何とか定着してきた上記の一連のプロセスだが、3Dソフトのヴィジュアルプログラミング化が進んできているので、 この既存ソフトの中に基本となる造形構成の形式・リズム・プロポーションなどを組み込めれば、 誰もがプログラミングに煩わされずに、3次元構成のデジタルデッサンができるようになるはずだ.
だが、そのことが今の美術界に良い結果をもたらすかどうかは、解らない.音楽ソフトのように、強力な助っ人が、強力なライバルにもなるからだ.
だが、そうなれば、デジタルな造形譜による実制作の楽しみは、楽器の演奏を楽しむように、誰にでも解放されることにもなるだろう. 彫刻や工芸の教室でも、音楽教室同様に、公開された造形譜から粗彫りのような複製もでき、作品が実制作できるようになる.そうなると、音楽で言う作曲家の初演を越えるような実制作品が、生まれる可能性もある.

 3次元を平面で表現する手法として、奥行の数値化や陰線処理によりCGの透視図は、写真のごとく鮮明に描画出来るようになったし、輪郭を自動抽出することで、時間軸を加えた4次元のアニメーション表現にも、絵画的トリックを付加可能となった.
勿論、縄文の昔より成されてきた塑像は、膨大な粘土粒子(3Dピクセル)の手指による塑性変形であるから、それを真似た3Dソフトなどが、すでに登場している.実際に試してみると、慣れないせいか、粘土を使った両眼での量感や空間の把握の方が、その操作性も含めて圧倒的に優位に思える.結局、経験不足のためか、出来上がった粘土原形を3Dスキャンした方が、確実な空間把握ができるのだ.

 今後は、平面支持体ではない3D空間でのデッサンを、人とAⅠのどちらが先に手がけることになるだろうか?絵画のような「やわらかい図学」を志向すると、リアルな3次元空間に、どんな表現手法が登場するか楽しみである.

 何れにしろタブロー同様に、どのような抽象レベルで、人間が3Dソフトとの関連デバイスを開発するようになるかは、迫りくる未来の魅惑でもあり、正に人の身体性を伴った知能が、心底試されてゆく最後のチャンスでもあるようだ.そう考えると、絵画的平面表現の変遷は、実はまだ初期段階かもしれない. 人間とは、いまだ底知れぬ知能をもつようで、それを生んだ自然は、更に計り知れない存在だと信じざるを得ないのが、不勉強なわたくしの現状である.

  isi

 

 






全作品目録

 

     
  前のページへ戻るBACK