更新:
12/04/28
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複合的対称性 魔方陣は,一般に正方形の方陣に1から始まる自然数を並べ,縦・横・対角の列の和が等しくなるものを言う.古くは,古代中国に伝わる洛書の三方陣やインドの古都カジュラホの完全四方陣などが伝えられる.方陣はデューラーの絵(メランコリア)や数独などでもよく知られている.[1] ここでは,魔方陣の抽象性と造形構成の為の基礎概念について,リズムの基礎概念やシンメトリーの基礎概念と視点を重ねながら,配列を使って可視的に解説する. 下の図 11は簡単な4×4の要素の配列で,あえて0を含めた数詞と記数法の関係を意識しながら,順序と魔方陣の構成的リズムの違いを視覚化している.左端から記数法は,2進法4桁,4進法2桁,16進法1桁となっており,上段の順序のリズムでは数詞ごとに異なる傾きの斜線を対応させ,桁を要素内の位置の違いで対応させている.中段は魔方陣に対応させたリズム変換である. |
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